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日別アーカイブ: 2025年5月20日

双田建設のよもやま話~図面のチェック~

皆さんこんにちは!

双田建設、更新担当の中西です。

 

今回は、図面チェックについてです。

ということで、リフォーム工事よく起こる施工ミスクレーム未然防ぐための「図面確認ポイント」と「注意すべ点」りやすく整理ます。

 

リフォーム工事において、図面設計意図・工事範囲・作業手順共有するための“言語”です。新築なり、現場多く既存条件存在するリフォームでは、図面正しく読み取り、必要修正事前行う「図面チェック」非常重要です。


1. リフォーム工事における図面役割

  • 現況正確把握採寸・現地調査寸法確認

  • 設計変更明確状態プラン差分管理

  • 工種調整電気・設備・大工など工程干渉防ぐ

  • 施主説明ツール仕上がり誤解防止


2. 図面チェック基本項目一覧

項目 チェック内容
寸法整合性 仕上げ寸法違い、既存整合、実測反映
建具まわり ドア開閉方向、開口寸法、既存取り合い
設備機器配置 給排水位置、電源有無、換気経路
コンセント・スイッチ さ、数、使用目的配置
解体範囲 境界曖昧さ、部分撤去明確
天井・仕上げ 既存段差、暖房下地補強有無
家具・収納 家具可動域、干渉、コンセント位置競合
梁・柱・躯体干渉 照明・位置、下地補強必要性

3. 特に注意すべき“落としポイント”

1)既存現況不一致

  • 古い住宅マンションでは、図面現場寸法一致しないこと多い。

  • 実測+写真補完し、図面修正メモ反映すること重要。

2)“平面だけ”判断しない

  • 電気配線設備配管立体空間必要する。

  • 断面スケッチ方向まり確認。

3)部分解体による想定露出

  • タイル、下地ボード、断熱材、配管意図露出するリスク。

  • 工事に「想定解体図」や「部分」明示望ましい。


4. 図面チェックチーム行うメリット

  • 設計担当だけなく施工担当(職長)共同確認

  • 工種ごと干渉チェック(大工・電気・設備)

  • 施主立会確認で「ない」防止

チェック内容を「共有図面(マークアップ)」記録ば、進行是正対応変更即応できます。


5. チェックリスト活用すすめ

チェック項目 OK/NG コメント
洗面台下配管ルート確認 OK 実測より5cm寄せる必要あり
ローゼット照明位置 NG 干渉する、位置調整
キッチン排気ダクト干渉 OK 天井取り合い良好

こうした記録残すことで、確認指示行き違い防止し、クレームリスク最小限抑えます。


リフォーム工事において、図面チェック単なる確認作業ではなく、「未然トラブルぎ、現場混乱なくす」ため重要品質管理工程です。工事図面丁寧読み、想定れる課題事前洗い出すことで、信頼れる施工実現できます。